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奥華子さんの「最後の恋」について。

毎日の通勤に往復1時間くらい掛かるので、よく音楽を聴いています。

その時々で聴く音楽は異なるんだけど、来週の水曜日には待望のニューシングルもリリースされるということもあり、最近は華子さんを良く聴いています。
連々と考えるのは2009年7月15日にリリースされた4枚目のアルバムに収録されている「最後の恋」について。とても大好きな曲です。

奥 華子『最後の恋』の歌詞

1番では、お互いにこの人と一生一緒に居る、と思っていたのに、あなたにやっぱり友だちに戻ろうと言われてしまう。別れて1年経ったけれど、あなたことが忘れられずにいて、忘れよう忘れようとするほど、付き合っていたときのことがフラッシュバックしてしまう。あのときワガママを言っていればまた会えたのかな。という。

一生一緒に─
良くあることだけどやっぱり他人だし、幾ら好きあっていても価値観の違いとかちょっとした癖とか生活習慣だとか。気になることなんて山程出てくるだろうしなかなか難しいことだとは思う。自分の常識は相手の常識ではない。一度だけヲタク趣味と関わりのない一般の人とお付き合いしたことがあったのだけれど、趣味をチラっと出したら「うん、興味ない」と言われ「これダメかも」と思っていたら本当にダメでした。相手と居る時間が多くなると趣味が二の次になってしまう、趣味分が不足すると相手と居る時間の優先度は下がってしまうのは仕方がない。僕は相手が好きな歌手のことを調べ、話題を振ったり実際に聴いたり歩み寄ってはみました。一緒に趣味を楽しめる、お互いにお互いの好きなことを共有できると良い、ね。

やっぱり友だちに戻ろう─
世の中のカップルって別れたらお友達に戻れる、なるんだろうか。生涯お付き合いさせて頂いた数少ない女性、別れてもなおお付き合いのある方ゼロなんですが、僕のせいだろう。

忘れられない─
経緯はどうであれ別れてしまった場合、振られてしまった側には未練が残る、それで忘れようとしても忘れられないがこれはもう時間が解決するものだろう。友達と遊んだり、趣味や仕事にのめり込んだり、時間を過ごす方法は幾らでもある。必要とする時間は半年なのか1年なのか、或いはもっと掛かるかもしれない。期間は人によって異なると思うけど、ふと気付いたときには頭の隅っこに追いやられているはず。


2番では、写真やプレゼントも1年程度じゃ古く色褪せるわけでもなく、寂しい穴を他の人で埋めてみたけど虚しくてダメだった。愛じゃなくて情でも友だちでもいい、あなたがいい。付き合っていたときのことを思い出していて、初々しく名前で呼び合ったあの日のことも遠い過去のことのよう。こんな結果ならあなたと出会ったこと、過ごしたこと、全て消えてしまえばいい。

他の人で埋めてみたけど─
相手にはいい迷惑ですね、寂しいからと言って他の人で補完してはいけないし意味がない。実際"あなた"と別れたから寂しいのであって、"あなた"以外の他人で補完しようとしても寂しさは埋めることはできない。

愛じゃなくて情でも─
恋人でなくてもいいから関わりたい、少し離れた距離でも良いから近くにいたい、これはちょっと分かる気がする。というか"あなた"には「友だちに戻ろう」と言われたのに友だち、ですらないのかな。会いたいと言っていたからきっとそうなんだろう。

初々しく名前で呼び合ったあの日のこと─
これもありがちですけれど下の名前を呼ぶのが恥ずかしくてわたわたしてました。若かった。

全て消えてしまえばいい─
楽しかった時間がたくさんあったから、いまとても苦しいのであって、楽しくない時間ばかりなら苦しくなんてならない。苦しくてつらい分、"あなた"と過ごした時間は楽しくて幸せだった、ということでしょう。


最後、
"あなた"とのことを初めから最後まで思い出している、もう一生会えないかもしれないけれど、"あなた"と出会えてとても幸せだったと、それだけでいいから伝えたい─

最後でやっと吹っ切れたようで、もう会えないかもしれないから伝えることすら叶わないと思うけど、幸せでした。と。
主人公視点なら良かったね、だろうけど、"あなた"視点ならどうだろうか。"あなた"はもう新しい相手が居たり、結婚しているかもしれない、そうだった場合は伝えられても困るよね、きっと。


ということで「最後の恋」でした。


……
主人公と同じで一生会うことはないんだろうな、まあ会ったとしても僕の顔なんて見たくないでしょう。

さて、新曲の「思い出になれ」も「最後の恋」に近い内容みたいですね。独り身には接点のない歌詞ですが、妄想で浸ろうと思います笑 久し振りの新曲、楽しみです。


BIRTHDAY

BIRTHDAY

思い出になれ/愛という宝物

思い出になれ/愛という宝物