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星空撮影用に単焦点レンズ SAMYANG 14mm F2.8を買いました。

SAMYANGってなに

1972年の創業の韓国のレンズメーカーだそう。韓国ってだけで拒否反応を起こしちゃう人はダメかもしれません。僕も韓国か…と思っていましたが、評判とこのレンズを使った作例を見て、そしてなんと言ってもコスパが購入の決め手でした、ポチりました。

星空用に広角レンズが欲しかった

EOS 70Dを購入した際にEF-S18-135mm F3.5-5.6というレンズが1本付属しているキットを選択しました。このレンズさえあれば広角から中望遠までこれ1本でカバーできるのですが、70DはAPS-Cなので35mm判換算で約29mmから216mmになります。*1
日中はもちろん夜景なら全然OKなのですが、星景(星と風景を一緒に収める写真)を撮ろうとすると29mmだとちょっと画角が物足りない、F値も3.5と一般的なのでさらに明るくて広角なレンズが欲しいなぁと思っていました。*2

純正で明るくて広角ってないの?

あります。こちらの「EF14mm F2.8L II USM」は価格.comで満足度4.82、レビュー数26人の優良レンズですが、23万円します。買えません。

レンズ1本に何十万も出せない、星空を綺麗に撮りたい、そんな僕のようなアマチュアに最適な1本が「SAMYANG 14mm F2.8」になるわけです。

スペック

ということでスペックのおさらい。
550gと意外と重いです、でもそれっぽくなるのでカッコよいです。そして焦点距離が14mm!! APS-Cに付けても22.4mm!!素晴らしい。キットレンズが35mm判換算で29mmだから、差は6.4mmしかないんだけどその6.4mmの差が直接画角に関係して来るわけでして。さらにF値が3.5→2.8ですから素晴らしいです。

フォーカス MF レンズタイプ 単焦点
フルサイズ対応 レンズ構成 10群14枚
絞り羽根枚数 6 枚 焦点距離 14 mm
最短撮影距離 0.28 m 開放F値 F2.8
最大径x長さ 87 x 87 x 94 mm 重量 550g

実際に使ってみた感じ

フォーカスについて

スペックにもあるようにこのレンズはマニュアルなので、シャッターボタン半押しでピピっとオートフォーカスなんぞ使えません。ファインダーからのピント合わせもほぼ難しい。なのでライブビューで拡大してフォーカスリングをぐりぐりしてピントを決めます。Canon純正によくあるようなヌルヌルでなくグリスの粘りが強いせいか固めでゆっくりで、回転角も260度くらいあるので微調整は容易でした、夜景なら。日中はライブビューでもちょっと難しく慣れが必要かもしれない。

絞りについて

絞りリングはF2.8~22までのカチッカチッとクリック感のある設定が出来てこれがちょっと楽しい。いままでのレンズだと本体で設定していたものがレンズのリングのぐりぐり変わっただけなので手間は同じだけど、いま幾つのF値なのか忘れてしまうとその都度覗き込まないと確認できないのは少し面倒かも。

歪みについて

レンズには多少なりとも歪みが存在します。このレンズには陣笠型という中央が凸で端っこが凹になる歪みがあり補正が難しい部類のようですが、どうせ風景というか星空のために購入したものなので気になりません。歪み補正用のプロファイルもあるようなので書き出すときに補正しましょう。

未だ星空撮影できていません

星空のために購入したものの連日の天候不良で未だ星空撮影ができていません。できましたら作例をアップしたいと思います。今週末晴れるといいなあ。

*1:僕の使っている一眼レフカメラはEOS 70Dというモデルで、イメージセンサーのサイズがフルサイズ(35mm)でなく、APS-Cという1つ小さい規格のため、画角が狭く写る…キャノンの場合は1.6倍の望遠で写ります。たぶん。

*2:F値とは光が通る穴の開き具合を数値で表したもので、F値が小さいほど穴が開いており光をたくさん取り込める=短い時間で光を集めることができるため星撮りにはF値の小さい明るいレンズが良い。