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SAMYANG 14mm F2.8を分解したので組み立てました。

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なんで分解したの?

美瑛の青い池に行った際に、ころころポチャンと水没させたからです。

全部分解するとこんな感じになります

分解したのは良いけど正直元に戻せる自信はありませんでした。何故って分解する際に一切写真を撮っていないからです。これから分解する人はこの記事を下から読んでください。
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ゴム手袋が必要だとは思いもせず

中央右のパーツ。幾ら磨いても水滴が取れないのでおかしいなと思いつつ。これ中が空洞になっているのでは、と気付くのに時間は掛かりませんでした。
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レンズの周りにある、少し浮いているリングを抑えながら(確か反時計回りに)回すとそのうち浮いて来きます。浮いてきたときには感動しました。
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リングが外れるとレンズがむき出しになるので、これもゴム手袋で引っ張り出します。あとはひっくり返して裏側のレンズを突っ突くと薄いレンズが外れます。
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メインぽいパーツの組み立て

それぞれのレンズやパーツは薄めた中性洗剤で汚れを落として眼鏡拭きで水気をしっかりと取ります。いまの逆の手順ですがまずは薄いレンズ。素手でレンズの表面を触らないように注意しながら入れます。向きは上が凹、下が凸になるように。
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次に抑えのリング。少しでも傾くと上手くハマらず苦戦しましたが、取り敢えず傾いた状態で入れて、レンズを傷つけないように、リングをマイナスドライバーで突っつきながら収めます。
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次に厚いレンズを入れます。入れる方向は側面にある溝が下です。先ほど入れた薄いレンズと厚いレンズに空洞が出来るので、この空洞に埃やチリを入れないように気をつけます。
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最初に外したリングをハメます。向きは切り欠けがあるのが上。先ほどと同じようにゴム手袋でしっかりと回し切ります。
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ひとまず完成しました
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レンズ本体に戻します

先ほど完成したパーツをレンズ本体へ収めます。3ヶ所ある切り欠けはネジ用なので、本体のネジ穴に合うように微調整。
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3ヶ所、しっかりとネジで固定します。
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固定できました
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前玉と後玉を戻します

まずは前玉。戻す前にレンズ表面の清掃は不要ですが、側面と裏側はしっかりと埃とチリを除去しておいてください。
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ゴム手袋が再登場。レンズ表面を親人中指で押さえながらしっかりと回します。
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次に後ろ玉、初めの画像の中央左の小さいやつです。
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黒とシルバーのよく分からないリングパーツを戻します。古いグリスは綺麗に拭き取り、新しいグリスを塗っておきましょう。
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本体のシルバー部分にある穴と、黒とシルバーのリングの穴は、この2つを固定するためのネジ穴なので位置を合わせます。こんな感じです。
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3ヶ所、ネジで固定します。
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ここまでで、こんな感じになります。
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ピントリング・絞りリングを戻す

その前に"C"みたいなリングを戻します。
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この位置にCリングをハメて、テープでぐるりと固定してください。
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僕はこのテープを使いました。安心のブランド、3M。糊残りしにくく、変質・変色・湿気に強く、長時間貼っても黄ばみにくいテープです。透明度も高いので普段使いにもどうぞ。

テープでCリングを固定したら、ピントリングを戻します。
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絞りリングを戻す前に、直径1.5mmくらいの鉄球を画像のように置きます。この鉄球が絞りリングのクリック感を出すようですが、僕はこのあと紛失しました。クリック感がなくなるだけで支障はないです。
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絞りリングを戻します。レンズ本体にある絞りを調節する黒いレバーを、絞りリングについているシルバーの金具で挟むようにして戻します。
このリングを戻してから無理やり隙間を作って鉄球を押し込むべきでした。まあそうやっても紛失しそうですが。
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黒いマウント用リングを戻してネジで固定し、さらにマウントを戻してネジで固定して完成です。
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パーツが1つ残ってしまいました

右下端にある薄くて丸い、3ヶ所をネジで固定できそうな突起があるパーツです。悩んだ挙句、戻す場所が分からず保管してあります。どなたか分かる方いましたら、お知らせ頂けますと幸いです。


お疲れ様でした。

アネックス(ANEX) 精密ドライバーセット マイナス・プラス 6本組 No.900

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