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三脚沼からの脱出。Gitzo マウンテニア GT2532の購入を決めるまで。

三脚を使う理由

そもそも三脚とは手振れ防止のため、または低感度&低シャッタースピードにして、写真を綺麗に撮るためのカメラを乗っける3本脚の台です。写真歴が浅く昔のカメラは分かりませんが、高性能化しているので手持ちでもある程度撮れるようにはなりました。

しかし星や天の川を撮る人にとっては三脚は必須です。そもそも三脚を使って撮れば綺麗に撮れるのに、敢えて高感度で撮る理由がないといいますか、なのでISOは殆ど100固定*1ですし、手持ちで撮れるときも可能なシーンであれば三脚使ってます、三脚大好き。

ということで僕には三脚必須です。

はじめに買うのは数千円の三脚では

僕を含め、大体の人はVelbonかSLIK辺りの数千円のアルミ三脚を買うと思います。そこからアイレベルの高い三脚だったり、一脚だったり、しっかりとしたコスパの良い三脚を買ったりします。その他に3Way雲台を辞め、自由雲台を使い始めたりします、多分。それにしても色んなメーカーがあってよくわかりませんよね、ということでちょっとまとめ。

主な三脚メーカーまとめ

国内メーカー

Velbon

60年の歴史がある国内の三脚専業メーカー、初めの1本からハイエンドまで揃っており、家電量販店でもよく見るメーカーではないでしょうか。僕も一番初めに買ったのはVelbonのEX-440Nあたりだったと思います、3~4,000円です。

SLIK

40年の歴史がある国内の三脚専業メーカー、こちらのメーカーもよく目にしますね。僕の2本目の三脚はSLIKでした、確か5~6,000円のだったような。

海外メーカー

Mefoto

イタリアのメーカー、ロゴの赤がデザインに取り入れられたオシャレでちょっと高級なイメージ。
携帯性と剛性を備えた、befree カーボンファイバー三脚とかが売れ筋なのでは。以前、トラベル三脚が欲しくて購入を検討しました。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段 ボール雲台キット MKBFRC4-BH

Manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー 4段 ボール雲台キット MKBFRC4-BH

SIRUI

中国のメーカー、いままでメインで使っていたのはSIRUIの三脚でした。半信半疑でしたがレビューを読み、実物を見ずに購入しましたが、中国=粗悪のイメージはまるでなく、とてもしっかりしていました。コスパ最強だと思います。

国内の常盤写真用品株式会社が代理店となっておりちゃんとしたサポート窓口があります。以前、脚止板というパーツを破損してしまいメールで問い合わせたところ、親切に対応して頂いたのが印象的でパーツは部品扱いで販売して下さいました。某高級メーカーとは違って安かったし。送料も550円と良心的、あとは別途代引手数料として324円を見積もって頂きましたが、ネット銀行から振り込んだので送料だけで済みました。

ちなみに、いま僕が使っているのはW-2004という、防水アルミの4段タイプの三脚になります。スペックは最大径29.4mm、最小径18.6mm、縮長560mm、格納時520mm、重量2.1Kg、耐荷重18kg、お値段は2万強です。めっちゃいいよ、おすすめ。


今回購入した三脚のメーカー、Gitzoについて

Zitzo
三脚の最高峰、三脚好きが最終的に行き着くのがGitzoというメーカーだそうな。あれを買ったり、これを買ってみたりするが、最終的にGitzoの三脚を買ってれば良かったという三脚メーカー、だそうです。ホントかよ。

三脚ドヤァについて

いきなり話が逸れますが、一部界隈ではドヤァのためにGitzo買う人も居るみたいですね。スタバやら飲食店でMac Book広げるようなもんですね。結局Gitzoかなにかなんて、脚か付け根のデザインが見えるほど近付きでもしないと判別付かないし。まあそれだけ皆の憧れ、高級で品質の良いものということです。

マウンテニア2型3段 GT2532とは

さて、この度購入しましたマウンテニア2型3段 GT2532ですが意味分かりませんよね。僕も分からなかったのでちゃんと調べました。ほーんとなりました。関数かなにかみたいですが下記のような構成になります。

[シリーズ名] [Gitzo][製品タイプ][シリーズ][素材][脚段数][世代]

シリーズ名

マウンテニア

登山家用かと思ったら、スタンダードなカーボン三脚シリーズだそうで、軽さと丈夫さ両立したシリーズだそう。一番人気。

トラベラー

そのままですね、超軽量+コンパクトなので飛行機とかバイク移動の人に良さそう。

ステマティック

ライオンのデンターシステマかと思ったら違いました。上位シリーズで望遠レンズを使うプロ向けシリーズ、後付けでパーツを追加できる一番良いやつっぽい。

レベリング

そのまま、水平が取りにくい場所でも簡単に正確な水平が取れるらしい。山とかでパノラマとかやる人には良さそう。

エクスプローラ

各脚を自由に動かすことができるそう、不安定な岩場だったり、マクロとかも良さそう。

結論、マウンテニアで良さそう。

GitzoのG

これは全商品共通っぽい

製品タイプ

Tは三脚のみ、雲台が付いているとKになるようです。他にも色々あるみたいですが大体はGTかGKだと思うので割愛。

シリーズ名(型)

お前の持ってる一番の望遠レンズ何mm?6つにクラス分けしたから自分で選んで。という超親切なシリーズ名。僕の持ってる望遠は135mmなので1型ですが、余裕を見て1つ上の型にしました。ということで2型。

0型 脚径20mm 焦点距離75mm
1型 脚径24mm 焦点距離135mm
2型 脚径28mm 焦点距離200mm
3型 脚径32mm 焦点距離300mm
4型 脚径37mm 焦点距離400mm
5型 脚径41mm 焦点距離500mm

素材

素材によってナンバーが変わります。3ならアルミニウム、5ならカーボン、7ならマグネシウム。カーボンが良いので"5"ですね。というかマグネシウムなんてあるんだ…。

脚段数

これはそのままで3なら3段、4なら4段になります。3段と4段で悩んだのですが、基本的な仕様は殆ど変わらず、大きな違いは格納高の10cmの差と、6,000円という価格差でした。もちろん一番伸ばした状態でのパイプ径は4段の方が細くなるんでしょうけど、にしても10cmの差は大きい。まあどうせ車移動だし多少長くてもいいっか、脚伸ばすの少ない方がいいし。ということで3段を選びました。

GT2532 GT2542
重量 1670 g 1680 g
素材 カーボンファイバー カーボンファイバー
最大耐荷重 18 kg 18 kg
脚段数 3 4
最低高 16 cm 15 cm
全伸高(センターポール使用) 166 cm 167 cm
全伸高(センターポール不使用) 138 cm 139 cm
格納高 65 cm 56 cm
価格 ¥87,000 ¥93,000

世代

数字が大きいほど、新型ということでしょうか。多分現行は"2"になると思います。


…ということで、僕にぴったりな三脚はGT2532ということになります。

GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 3段 GT2532

GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 3段 GT2532

三脚沼からの脱出。

3本目のSIRUIも全然使うし、たった4本目で沼って(笑)とか言われそうですが、余計な三脚を買わずに済んで良かったと思います。実際に購入はしませんでしたが、色々調べて調べて、Gitzo行くか、となったので許して下さい。

今更だけど猫に小判では??

いやまあホントそうなんですけど、いま使ってるのも全然不満がなかったのですが、少し荒く扱ってしまい不具合が出た*2のと、先輩の持ってるGT2542を持って、そのあまりの軽さに感動した次第です。ヤフーポイントもたくさん溜まっていたので、5の付く日にポチっとしてしまいました。


続きます…





*1:風景撮りしかしない僕の認識です。

*2:後に直りました、まあ2台持ちだしもう1本欲しかったのでOKです。